書評・その他いろいろ。
日々の疑問やら雑感やらを書いていきます。
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ええと、なにを書けばいいのやら。
ともかく、しばらくぶりでございます。 というかホントにほったらかしていたなあ、申し訳ない。 ぼちぼち書いてます。 あ、そういえば体壊してました。 とは言っても二月ごろの話なんですが。 どうやら牡蠣とチョコレートの組み合わせが悪かった模様。 ――いや、本気で洒落になりませんよ、この組み合わせ。 余裕で死ねます。 下痢、と一言で言ってしまえばそうなんですが、恐らくは世間一般で言うところの『下痢』のレベルじゃないんです。 土石流もかくやというほど勢いと威力! しかも下からだけでなく上からもそれはやってくる! いやー、吐いたのなんて何年ぶりなんだろう。 なんて言いますかね、水分が抜けてゆくのが自分でも分かるんですよ。 飲んでも飲んでもそのまま出てゆくよ! みたいな? 俺たちゃ濾過されることなく出てゆくぜ! みたいな? いやいや、今でこそ笑い話になるんですが、そのときは本気でつらかった。 だって水分も抜けるんですが、体温も下がるんです。 それも歯の根が合わないレベルの寒さです。 お酒で吐いたことがある人は実感してもらえると思うんですが、『あの寒さ』なんですよ。 しかもガタガタ震えながらふんばって、ひいこら言いながら布団に戻ってしばらくすると、また腹あたりからギュルギュルと異音が…… ようやく温まった手足がマナーモードに戻ります。 どうやら牡蠣のノロウィルス(だったかな?)が原因らしいんですが、これに延々と苦しめられました。 普通は二日くらいで治るものらしいんですが、その後も寝込むことになりましたし、熱は下がらないし、普通に風邪に移行しはじめるし。 まあ、とにかく、ぼちぼちがんばります。 PR
恩田陸大先生の最新作であるチョコレート・コスモス……
いや、これ、ファンの人なら読まなきゃ嘘ですよ! 久々に、時間を忘れて没頭しました。 すばらしいです、本当に! 中身は要するにガラスの仮面なわけですが(私個人としては昴が浮かびましたが)、これがもう、なんと言えばいいのやら、的確な表現が思い浮かばないほど『凄まじい』。 ぐいぐい読者を引っ張りこむ力が半端じゃありませんな、この人。 麦の海に沈む果実でも思ったんことなんですが、読んでいて、手に持った厚さが薄れてゆくのが惜しいんです。 「ああもうすぐ終わってしまう……」という気持ちと「もっと続いて欲しい!」とが葛藤する混乱至福! ……いや、きっと端から見たら、とてもおかしな人間になってるとは思うんですが、とにかく、本作を読まないのは大損です、間違いなく。 終わり方は例によって例のごとく、なんですが、そんなことはファンであれば百も承知でしょうし問題なし! ……あ、一応、補足説明として書いておきますと、恩田先生の本、そのほとんどの作品が「いや、いったいそこからどうなるのさ!」という所で終わるんです。 良く言えば映画の予告的な面白さ。 悪く言えば中途半端。 ただまあ、「そういうものである」とあらかじめ覚悟しておくのであれば、さほど問題は無い、と思わなくも無いような気がしてもいます(でもやっぱり続きが読みたいというのが本音)。 閑話休題。 とにかく読んでいて思ったのが、内容がとても立体的というか重層的なこと。 リアルであるとか薄っぺらではないということではなく(もちろんそれもあるんですが)、ひとつの出来事を、さまざまな方面から見ることでさらに面白くなっているんです。 本文中に、良い役者というのは、役者本人の視点と観客の視点と、そして『上からの俯瞰する視点』を持っている、というのがありましたが、これはそのまま本作にも当てはめることができるのではと思います。 そして、その重層的な視点から導かれるのは、演劇というものの『深さ』。そして『怖さ』。 読んでいてゾクゾクしました。 見ている人の、観客が感じた怖さを追体験できます。 その場で、人の前で演じるという『空気』を、この人以上に書ける人って、いないんじゃないかなあ、とか思ったり。 いや、ホントに良い小説でした。
大赤斑と言えばいわずと知れた木星のエクボ、もとい渦巻きなわけですが、これが最近、もう一個増えたとのこと。
350年以上前から突如『出現』し、いまだもってどうして赤いのかよく分からないという実に謎な存在、大赤斑。 SF的存在ですし、また実際、数多くのSF小説・映画の題材とされきたわけですが、また新たに…… なかなか興味深いです。 「大赤斑が徐々に増えて――」みたいな小説も、いくつかありましたし、いったいこの先どうなるのか、不謹慎に楽しんでます。 ……いやしかし、ちょっと調べてみたんです、木星、凄いですね。 全惑星の三分の二の質量とか、大赤斑だけで地球が二三個は入るとか、新たに出現した赤斑も地球くらいの大きさがあるとか、想像の斜め上の限界を超えた大きさです。 地球よりも巨大なオーロラ、なんてものも極地では見れるらしいですし。 衛星であるガニメテあたりには、分厚い氷の下に『海』があるかもしれないとのことですし、 となれば当然、そこには生命もいるかもしれないということが…… 木星、実に夢が広がります。
というのが、
Moonlight Fantasiaさまにて、けっこう詳しく乗っています。 いや、これって面白いですね。 別の視点からアニメを見ると、こうなるのかと関心します。 というか、ですね。 ……カウボーイビバップが人気だって言うのは理解できるんですよ。 あれほどカッコよくて、しかも音楽が最高品質というと、他に思い当たらないですし、いま観ても古さを感じさせず、最終話にいたっては涙をこらえることなんて不可能な破壊力を持ってます。その他もろもろ色んな理由で『納得』ができます。というか観てない人は今すぐ観るべきです。 けど、あずあまんが大王のアニメが受けてるというのは、ちょっと納得しがたいというか、普通に「え、嘘」と呟くくらいのショックがありました。 海外で――この場合なら主にアメリカで?――受け入れられてるって、本当なんだろうかと文章を読んだんですが………… ああ、いや、ホントですね、これ。 あの独特の雰囲気とテンポ、そしてなにより登場人物のインパクトが、海を越えて鳴り響いてます。 良くある変な受け入れられ方をしていません。 日本の女子高生のゆる~い日常を描いた、ってアニメなのに…… うーん、なんだか不思議です。 製作者でもなんでも無いのに、なぜかこういうのって、誇らしげな気分になります。 あと、読んでいて個人的に嬉しかったのが、感想のこの一文。 >いじわるやいがみ合い、ウィットがなくても笑えて、しかも心暖かく楽しいままであるということ。 ああ、そうだよなぁ、と思いました。 なんだか当たり前のように『あずまんが大王』を『萌え四コマ』として見ていたけれど、多分、一番の本領はここにこそあります。 観終わった後に嫌な気分にならなくて、しかも笑えて、心があったかい。 これ、マンガやアニメ、小説、ドラマ、映画でも、他のあらゆるメディアを含めて、いつの間にか少なくなっているような気がします。 それとも、もともと絶対数が少ないだけなんでしょうか? ふ「他に何があるだろうか」と考えたとき、私にはとっさに思い浮かびませんでした。 (もちろん、私が知らないだけかもしれません)
先日、「255歳」のカメが大往生=インドってなニュースを見て、「あれ、案外短いんだ」という、カメにとっては大きなお世話以外の何物でもないことを思ったんですが、ここでふと疑問が出ました。
――カメって実際のところ、どれぐらい生きるものなんだろう? って疑問です。 べつに本気で「鶴は千年、カメは万年」を信じていたわけじゃないですが、なんとなく長い寿命なんだろうなぁ、と考えていただけに、百年単位で死んでしまうのは何か妙な気分です。 まあ、その代わりきっと平均寿命は総じて長いんだろう、とか思って調べたんですが…… えー、「本当はよく分からない」ってのが実情みたいです。 特に海に潜るような種類のものは、追跡調査が難しいため、正確な年月は出せない模様。 ただ野生の、陸上に生息するゾウガメは『60年くらい』という話。 ……60年、です。 いやいや、カメよ。 カメさんよ。 せめて平均寿命が100年単位じゃないと、ちょっと名前負けすぎじゃないだろうか? ……更にこれをカメ全体にまで広げて考えると平均寿命はだいたい『15年くらい』とかいう、ちょっと名前負けどころではない騒ぎになる模様。 下手したらワニよりも低寿命なカメ…… そりゃ浜辺で子どもたちに苛められもするってものです。 (まあ、食われて天寿をまっとう出来ないパターンが圧倒的なんでしょうけど、この場合) うーん、本当なら、「いままで疑問に思っていなかったけれど、あんな奇妙な体型してるカメがどうして長生きなんだろう?」ってなことを調べたかったんですが、どうにも『実はさほどでもなかった』という結論が出そうな予感です。 全体として、『上手く行けばとても長生きする』ことは確かなようですが、それはカメだけに限った話じゃありません。 たとえばウナギなんか50年以上生きることが知られてますし、キャビアで有名で、更には実はサメの仲間じゃないチョウザメなんか150年以上生きるそうです。 人間に育てられている動物は、総じて野生のものより長寿であるみたいですし、他ならぬ人間の平均寿命も、地域によって大きく異なります。 日本だと80歳そこそこなのに、アフリカのとある国だと30代の中ごろとかその辺なんて結果もありますし つまり、要するに、 カメは種族としてとんでもなく長寿なわけではない、と言うことができそうです。 ただし、その中でもずば抜けて長寿のものが『出て来やすい』ということなんでしょう。 結局は、寿命は環境が決定してる、ってわけです。 ただその中でも、『長生きなカメがいる』ことの理由は――――あー、すいません。これもよくわかりませんでした。 一応、調べてみたんですけどね。 ずいぶん昔から進化が止まってるとか(つまり生物として完成してるんでしょう)、甲羅で覆われているため呼吸をするのに複雑な機構が必要だとか、意外と神経質な面があるとか、雑食性だとか。 まあ唯一関係ありそうかな、と思ったのが、『カメは変温動物である』という点です。 冬眠するんですよ、カメさんは。 これによってカメさんによる主観の一年が、我々のものと比べて短くなることはもちろん、その間に活性酸素が押さえられることも理由の一端にあるのでは? 更に言えば、よく動くほど活性酸素は増加し、それが細胞を傷つけるそうなので、まさにカメさんこそ体に優しい生活を送っているのです! (いや、まあ、水中だとものっそい早く泳げるらしいですが) そもそも寿命、と言うと分かりにくいですが、要するにその細胞が長持ちするからこそ、長生きする。 細胞にいかに優しい生活を送っているか、って点で考えると、冬眠というのは悪いことではないのでしょう。 ……ええ、昨今の健康ブームを考えると、 そのうち「健康のために冬眠を!」なんてキャッチコピーが出てくるのかもしれません。
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